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CaramelAntique |

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Posted by 染衣よしの on  | 

銀魂「鬼ごっこは鬼の足が速いほど盛り上がる」&「遅くても早くてもいけない」

ご無沙汰しております。
2017年となりました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、年末年始は色々と立て込んでおりまして余裕がありませんでした。
が、WJにようやく月詠が出てきてくれましたので、出来る限りレビューをアップしていきたいと思います。
今回はタイトル通り二話分まとめてとなります。

では、続きからレビューとなります。
月詠のファンで銀時×月詠のカップリングが大好きな管理人による萌え語りですので、同キャラ、同カップリングがお嫌いな方は閲覧をご遠慮ください。ご気分を害しても責任は取れませんので。






満を持して月詠登場!ですね。


最終章冒頭でも顔出しはしていて、地球侵略を開始した解放軍の暴徒鎮圧に臨みつつ、江戸の避難民を吉原へ受け入れて防衛に入っていたわけですが。

地上では地球(日本)最後の抵抗勢力が戦っており、吉原の天井(シェルター)は最終防衛ラインです。
(侵略側はまずは江戸を皮切りに攻撃してるんだと思いますが、日本&江戸以外はどうなっているんだろう?)

日輪の「あの天井を破られる頃には地上は焼け野原になっているだろう」は、つまり、解放軍が抵抗勢力を駆逐・掃討し、邪魔する者がいなくなってから、この天井撤去に取り掛かることを意味しています。
百華以外は吉原の住人および江戸市民=非戦闘員ですから、文字通り百華が最後の抵抗勢力、最後の砦となります。地上の主力部隊全滅後の最後の守備兵なんて、悲壮感極まりないですね。

更に「もうじき地上さえも覆いつくす、決して開けぬ夜がくる」とか言って、大分ネガティブなんですが、
これも仕方がないことかもしれません。

なぜなら、銀時達は圧倒的戦力差のある敵に戦いを挑んでおり、彼等もまた微かな希望や戦いの高揚感はあれど、心のどこかでは常に死と隣り合わせの恐怖や不安を抱えていると思うのです。
その不安を打ち消し、挫けないようにするためにも、彼等は敵だけでなく己とも戦ってるんです。

こと、待機状態で戦況を見ることもできない日輪と月詠は、余計に不安を掻き立てられていることでしょう。
地上はどうなっているのかと。彼らは無事なのかと。

万事屋が大切な仲間であることは、日輪にとっても月詠にとっても変わりありません。
しかし、月詠は不自由な日輪と違って戦力になれます。更に”大切な仲間”以上に想っている相手(銀時)がいます。平然を装って見えますが、実際は銀時達の事が心配で心穏やかな状態ではないでしょう。
「わっちの役目は吉原とぬしを」と言っているシーン、表情を見せず自分に言い聞かせてるようでしたしね。

それを見抜いていた日輪は、月詠に対して、太陽だの月だのを挙げて地上部隊に協力するように説得します。
二人の関係が「日輪=太陽、月詠=月」で例えられていたのは、それが彼女たちの初登場時(吉原炎上篇)よりアピールされた重要な設定だからです。
空知先生は、それを改めてここで読者に提示(おさらい)すると共に、今回は解答まで添えています。

1)月詠(月)は日輪(太陽)と吉原を守る番人である
2)月詠は百華の頭領として女を捨てたこと


まず1)の解答は日輪が覆します。「もういいんだよ」と。
月詠は陰ひなたで、日輪と吉原の治安をずっと守ってきました(滅私奉公)。
天体としても衛星である月は太陽の光を反射して輝いています。
しかし、日輪は月詠も「自ら輝き夜を明かす程の大きな光になっている」と言います。

つまり、日輪の意向を受けずとも、月詠自身も人間らしく自ら輝ける意志と心を持ったことを示唆しているのだと思います。その光を与えてくれた人が、「アイツラ」こと万事屋です。>「アイツラのくれた光」
そして、吉原を守ってくれるのは月詠だけではなく、共に夜(数々の苦難)を乗り越え、同じ空(吉原)で輝いていて(側にいて)くれた、頼りになる星たち(晴太や百華達)もいるのです。

彼等は月詠の本心を知っています。彼女がどうしたいのか、理解しています。
だからこそ、温かい言葉で月詠を送り出そうとしてくれているのです。

晴太「月詠姐、いってきなよ。母ちゃんと吉原はオイラ達が必ず守ってみせるから」
日輪「今度は太陽が月の留守を守る番だ。だから月は好きな所へ昇って好きに輝いてくればいい」

月詠は”吉原の番人の立場”に縛られず、月詠自身の意思で行動しても良いのだと。=1)の答え。

月詠は自らに課した役割に拘り、日輪を置いてはいけなかったのです。
しかし、その枷を日輪の方から解放してくれました。
そして、晴太や百華たちの後押しもあって、月詠は漸く自分の本心に向き合えます。

日輪「いきたいんだろう、皆の所へ。一緒に戦いたいんだろう」
日輪の言う通り、月詠は彼等が自分に力を貸してくれたように、今度は自分が力を貸したかったのです。
それは、日輪、晴太、百華達の望みでもあるのです。

この流れは本当によくできていると感心しました。この後押しは日輪じゃなきゃできなかったことです。
更に、それを月詠が素直に受け入れられるようになったのも、万事屋たちに変えてもらえたお蔭でしょう。

月詠に付き従う百華達の無言の信頼と覚悟の眼差しも熱いです。
私はこのシーンで、じーんときてしまいました。

ここに居れば捕虜としても生きながらえる道もあったかもしれない。
でも、彼女達は敬愛する月詠を一人で行かせる積りは無かったんです。
少しでも月詠の道を切り開ける力になるように、死地を頭領と共にと決めた覚悟の現れです。

それに対して、月詠もわざわざ「来てくれてありがとう」なんて言いません。
言葉にしなくても、お互い見つめ合い分かり合えている様子がまた、私の胸にじんときます。

そして、月詠を見送る日輪姐さんの率直な爆弾発言w

「まったく世話が焼ける娘だよ。世界が滅ぶかもしれないって時でも大層な理由を並べてやらないと惚れた男にも会いにいく事すらできないんだから」

って、本当になw

普段なら「ちょっとアンタ、こんなところに居ないで、銀さんの加勢に行ってきなさいよ」なんて言えるかもしれないけど、今の深刻な状況では軽口を叩ける状況じゃかったでしょう。

その上、はっきり言っちゃいましたねぇ。「惚れてる男」だって。
今までも日輪は月詠に対して、銀時に好意があるだろ?ってことは何度か唆してきたんですが、ここまではっきり断言はしてなかったんですよね。遠まわしだったり、揶揄うような疑問形だったんです。
でも、流石は花魁です。月詠が銀時に本気であることを最初から見抜いていたし、律儀で素直じゃない月詠の背中をうまく押してくれたのですから。

更に月詠自身も今までと変わっていて、後で九兵衛に告白するように「理由を取繕ってここまで来たか解っていた。自分がほんとうに何でここに来たかくらい」と素直に言えるまでになってます。
これは、愛染香篇で得た経験のお蔭じゃないかと・・・・
あのお話で、月詠は自分の恋心を自覚し、銀時への不変の愛「お前様の隣が幸せ」を確信したのですから。
成長してますねえ・・・

とにかく、日輪は「世界なんてどうでもいい。アンタの傍で死にたい。女が男に会う理由なんてそれだけでいいじゃないか。女なんて・・・人間なんてそんなバカな生き物でいいじゃないか」と続けます。
個人的にはとても同意します。(日輪曰く最後に「人間」とにくくったように、男女関係なく言えることだと思いますが、男性の方が他者への感情より自己の理想を重視するところはあると思います)

たとえ「月詠は番人のくせに職務放棄してる」って批判があったとしても、上記で説明した通り、実質的な上司である日輪が「好きなようにやれ」って言ってるんです。
むしろ、「地上に行きたいんだろ」とか「今度は照らしてやんな」(助力してやれ)とか言ってるんですから、放棄どころか、真っ当にオーダーもらってるんです。
なので、この批判は全く当てはまらないですね。

更に今は絶体絶命の非常時ですから、独立都市吉原だからと傍観できる立場じゃないんですね。
解放軍は江戸の人間も吉原の人間も関係なく、一律同じ地球人として排除しに来てるんですから。

ぶっちゃけ、このまま敵の総力で叩かれるのを待ちながら、悪戯に百華の戦力を温存するより、戦闘中の主力と合流した方がマシだと思います。
もちろん、敵は全てが終わった後に来るとは限らず、今も日輪と非戦闘員を守る任務はありますが、解放軍とはいえおいそれと突破できないシェルターですから、その可能性は低いでしょう。
実際、解放軍は予想以上に力を発揮する抵抗勢力に難儀しています。
だから、月詠と百華参戦は実利的なことでもあるのです。

いずれにせよ、「今までの(万事屋や仲間たちへの)恩返し」→その行動は「地球(日本)を守る」に通じ、大層な理由(大義名分)になるのですが、一番の動機は「銀時を助けたい」なんですね。

口頭では敢えて吉原風(洒脱)に「男に会いにいく」という表現を使ってますが、最初にも「戦いたいんだろう」と共に戦うことを前提として言ってますし、「側で死にたい」といった表現も使っているので、彼の戦力になること=彼を助けることが目的です。

そして、月詠がそういう気持ちになるのも、彼女が銀時に「惚れている」から。
愛してる男を助けたい、もし明日にも地球が滅んでしまうのなら、その男と共に最後まで戦って、その側で死にたいのです。

『明日、巨大隕石が降って世界が滅ぶとしたら何をしますか?』
 →太るのを気にせずにたくさんお菓子をたべまくりたい
 →浪費を気にせず、お金を使いまくって贅沢したい
 →家族一緒にゆっくり過ごしたい
 →・・・好きな人の傍にいたい。死ぬ瞬間も一緒にいたい。

それはそんな風に、月詠に限らず、私達も普通に抱く望みなのです。
そもそも人間は今わの際に拘らず、普段から”バカバカしい程”、単純な理由で行動してるんです。
でも、そんなんで良いと思うのです。それが人間という生き物なんですから。

「世界なんてどうでもいい」=世界を救うなどと言う大それた目的のために戦っているのではないのです。
月詠は、銀時が大切な仲間と居場所を守るために戦っているのを助けてあげたいのです。
たとえそこで命を落としても、それで満足なんです。彼の役に立てるのなら。

一途ですねえ。健気ですねえ。


さて、王蓋は窮地にありながらも銀時の頭蓋を吹っ飛ばすために、強烈な足蹴りをくらわせようとしました。
これを間一髪止めたのが月詠と百華のクナイです。

タイトル通り「遅くても早くてもいけない」んです。
早漏とか遅漏とかのことを言ってるだけじゃなくて、早すぎもせず(だから王蓋も突然の新手に油断した)、遅すぎもせず(銀時のピンチを救った)、絶妙なタイミングが良いんだよという意味なんだと思います。
確かに早漏とか遅漏は以下略。

その後の逆転劇の末、地上に降り立つ月詠と、振り向きもせず王蓋に吐いて捨てる銀時がクールですね。
(王蓋に向いたまま=警戒してる)

というか、久々の再会なのだから、ちょっとは振り向いてほしかったりしなくもなかったけど(笑)、銀時は月詠相手なら、オーバーリアクションしなくても通じ合えるんでしょうね。
男が背中見せてるのもちょっとカッコイイしね。(中二病的)
「なんじゃ。もうおしまいか」と言って着地する月詠が、銀時にまるで傅いているようじゃありませんか。
なんかエロイ(ぇ

で、その後、銀時が鬼の形相で「地球の女はこんな化け物ゴリラばっかりじゃない」と王蓋に力説するわけですが、当然の如く、女性陣に折檻食らうんですよねw
クナイだけじゃなくて丸太も降り積もってるので、お妙達もちゃんと悪口!?は聞いてたんでしょうw

このツッコミに対する腹いせか、銀時は「なんで吉原の番犬どもがこんな所にいやがる・・・」とか言ってますけど、全く悪意はないですよ。

吉原を解放したのは銀時ですし、彼女らが地上へ自由に往来できることも良く知ってます。
こんな状況だから、黙って見ている彼女らでないことも知ってます。
だけど、銀時自身も王蓋の侮る「女子供」に対する反発もあったでしょうから(銀時は新八・神楽、月詠、お妙、九兵衛達が心技共に強いことを知ってます)、それに対する意趣返しと、参戦してくれた百華への照れ隠しもあったんだと思います。

素直に「よく来てくれたな」って言えばいいのにね。どうしても余計な一言入れちゃうんです。
銀時はそういう性分だし、素直じゃないから。
月詠だって心配で駆けつけてきたくせに、「女の評判下げに来た」とか嘯いてるでしょう。
・・・・ほんと、似た者同士だよ、アンタら(苦笑)

九兵衛には真顔で「遅かったな。待ちくたびれたぜ」なんて言ったくせにねw
でも、これは別に銀時の気持ちが九兵衛>>月詠を表すものじゃなくて、再会時点の流れの違いの結果なんで、気にする所じゃないと思います。
(逆に九兵衛に対しては、同じ男性相手に問いかけるような、リスペクト的なものを感じました。銀時は月詠ほど、九兵衛を女扱いしてないんです)
むしろ、手間取ってた王蓋のことが片付いたので、ほっとした安堵から軽口を叩けるくらいの余裕が出てきたのかもしれません。

そして、お妙の「男が逃げ出すような死地に集まっておいて」という台詞で、私は改めて、江戸城の警護の武士や旗本のそれやらは何処へ行ったんだと思いましたよ。
(将軍の命令が無いと戦えない?待機状態?すいません、説明があったとしても、ちゃんと読んでないのかもしれませんが)

本来、前線に在るべきは、武器を持った戦闘員(武士他武装した男)でなければいけません。
キャバ嬢なんて本当は守られる立場の非戦闘員(民間人)なのですから、前線に出てくる事じたい異常です。
立て籠ったのがかぶき町だから、ほぼ民間人しかいないのもあるんですけどね。
けれど、その前に敵を真っ先に迎撃しなければならないのは、戦いの専門家である戦闘員なんです。

一部は柳生の集めた義勇兵の中にいるのかもしれませんけど、正規の護衛兵とか入ってなそう。
外では真選組とか元御庭番とかいますけど、彼等はそのごく一部ですからねえ。

狼の群れは雌と子供を中心にして、雄達がこれを囲って外敵から守るといいます。
雄が撃破されたら、雌が子を守りながら戦うしかないんですが、これって種(群れ)の滅亡寸前の状況なんですよね。

人間の戦争も同じです。
男手の無い家族を守り、銃後の守りとして、兵隊の被服や食料、武器等を生産して支援する女達の存在は非常に重要ですが、壁である男達が外敵に排除され、非力な女達が慣れない武器を手に取って、戦闘のプロ相手に戦うなんて状況になったら、詰んだと一緒です。そこからの巻き返しは不可能です。

だから、ここではお妙達まで駆り出され(本人達の意志で戦っていることは承知です)、本来戦える力がある男達(正規兵でも何でも)が不在であるのは、本当に不甲斐ないことだと思います。
守られるべき女がむき出しじゃん!柔らかい部分が危険で凄惨な戦場に晒されてるじゃん!て話です。
言い換えれば、それだけ内部まで攻め込まれてしまって、ヤバイ状況ってことなんでしょうけどね。

まあ女性であっても武器を持って戦える兵士もいますし(百華もそうですね)、神楽、九兵衛や月詠など、下手な男よりもずっと戦力になる女もいますけど、実際それは稀有な存在だと思います。

とにかく、王蓋はその稀有な戦士や気丈な義勇軍(お妙達)の存在を、弱い女子供と十把一絡げにくくってバカにしましたが、その油断が彼を窮地に陥れました。で、結局まだ死んでないしw

とにかく、いかな庶民といえども、異なる価値観や服従を押し付けてくる外敵には嫌悪感を抱くものです。
それに対して矛を向ける=戦う意志を持ったとしても、一番の動機は「大切な人と笑って過ごせる日々を守りたい」というものでしょう。壮大な理想のためじゃないんです。

そのためには、国として必要な経済力と外交力(軍事力含む)があって然るべきなのですけどね。
力なくしては守るものも守れませんから。

九兵衛もまた月詠同様、大切な人(お妙)を守るために戦います。
動機はそんなんでいいんです。

月詠については「百華のくせに」「女を捨てたくせに」「こんな非常時に惚れたはれたとか何だ」という批判があるかもしれません。

しかし、百華であろうが人間ですから、感情はあるんです。
2)の通り、自分を戒めるように、女は捨てたと言い張ってましたが、彼女は結局、捨てきれなかった。
彼女を恋する女にしたのは銀時です。(銀時に責任があるとは言ってません。結果論です)
そして、非常時であるからこそ、後悔の無いように自分の心の声に従い、素直になっとけってことなんです。

むしろ月詠が「地球の平和を守る!」なんて大義名分だけ掲げて参戦するのは不自然でしょう。
だいたい、かぶき町の住人ですら、そんなこと言ってないんだし。

月詠はただただ好きな人の役に立ちたいんです。
吉原で手をこまねいて、万が一、知らないところで彼を失いたくない。
自分も戦えば死ぬかもしれない。でも、そうであるならば、好きな人の傍で死にたい。
世界がどういう状態になろうとも、この好きな気持ちは消えないんです。

分かりやすくて単純で良いです。どうせ人間の行動原理なんて、ほぼ本能と自分のためなんですから。

そして、月詠は女であることを今まで否定してきたけれど、やっとここにきて肯定することができました。 =2)の答え。
成長しましたね。。。。。。ほんと。

しかし、月詠的にはアイデンティティの一角が崩壊してしまったのも事実です。
花魁(太夫)は「意地と張りが無いと務まりません」
月詠もそれを掲げて突っ張らかって生きてきたのに、恋心一つでふっとんでしまった。
だから、「ここで戦う資格が無い」などと後ろ向きな発言をしてしまうのでしょう。
どこか淋しそうな表情をしている様子からも、彼女が女である自分を受け入れたことへの安堵と不安が入り混じっていることが分かります。

月詠は、日輪が素直でない自分のために言葉を考えて背中を押してくれたことも、心の内を見抜かれていることも分かっています。だから余計に、独り相撲をしていたことを自嘲したことでしょう。

でも、それを同じような心境にあった九兵衛が救ってくれるのです。
「それでもいいじゃないか」と。

今まであまり、シリアスな絡みの無かった二人が、ここで会話し、実は似た者同士であったことを私も再認識されさせられました。二人とも、”女であること”について悩んできたんですよね。

でも、”女であること”を肯定して生きているお妙に指摘されて分かったのです。
ここにお妙の存在と言葉があったからこそ、二人はより自分が”女であること”を素直に認められたのです。

さっちゃんは御庭番という、時に暗部に絡む過酷な生業につきながらも、”女”は捨てていませんでした。
寧ろ、それを大事にしてきました。だから、恋するさっちゃんは可愛くて輝いていたのです。
もし、この場に彼女がいたら、「今頃、女の価値に気づいたの?バカなメス豚どもね!」なんて、言ってくれたかもしれません。

お互いを認め合い、鼓舞し合える女たちっていいですね。銀魂ガールズは本当に魅力的です。
神楽のフォロー!?も良いです。
彼女は良い娘なので、多分分かってて、ああいうとぼけたツッコミを入れてくれたんじゃないかな。

九兵衛の
「誰かの傍に居たい。そんな女々しい理由が僕らをここに集めたんじゃないか。そんなちっぽけな理由がつながって、世界を救う大きな力になるんじゃないか
「ここで戦ってる人達はみんな君と同じだよ。女も男もオカマも。世界のためなんかじゃない。大切な誰かがここにいるからここで戦ってるんだ」


この台詞、本当に好きですね。空知先生の言葉だと思うんですが、本当にそうだと思います。
それぞれが抱く単純な願いや望みが積み重なって、それが大きな力になるんです。
私は心からこの言葉に同意します。

とにかく、九兵衛も長年悩み続けたものを解消できたせいか、すっきりした表情をしていますね。

そして、お妙の事、本当に大事に大切に想ってるんですね。
レズだの百合だの言ってしまえばそれまでなんですが、お妙が結婚したら、心から祝福できるでしょう。
九兵衛は懐広いし、お妙の幸せが自分の幸せなのだから。

月詠が「ぶてぃっく」に誘ったのに対し、「ぱんけーきや」と答える九兵衛が可愛いです。
九兵衛は衣装はたくさん持ってますからね~w(東条コレクションでしょうw)
スイーツに憧れてたのが、かいま見えて可愛いです。

この台詞、エピローグへの伏線な気がします
月詠と九兵衛、そしてお妙やさっちゃんが、ショッピングやカフェ巡りしてるんです。
月詠の乙女ルック見たいなあ・・・・

でも、その幸せもまだ遠いし、どうなるか分からないですね。
王蓋死んでないしw
九兵衛大ダメージ、お妙捕まる、蒼達(新手)登場。
更なる絶体絶命のピンチですやん。

源外とお登勢が出てきたけど、大丈夫なんか、あれ。
ああ、でもお登勢が出てきたってことは、もしかしたら、いよいよ次郎長登場でしょうか。
ますます熱い展開になりそうで、期待大です!


さて、ここまで長々と書いてしまいましたが、今話での銀月の総括をば(笑)

銀時と月詠は、愛染香以来の再会となりましたが、特に関係性は今までと変わった様子はありませんでした。

ただし、月詠は随分と自分の気持ち(銀時が好き)に素直になっていますので、上でも書きましたが、愛染香で得た経験の効果は確かにあったのです。
銀時の方は・・・相変わらず何を考えてるのか分かりませんw

まあ以前のレビューにも書いたと思いますが、銀時は元々すっとぼけた性格をしているので、恋愛状態になっても、今までとあまり変わらないと思うのです。
とはいえ、根は欲張りで助平なので、二人きりで良い雰囲気になったら口説きモードで、直截に「ヤりたい」なんて言って迫ってきそうな気もしますが、今は状況が状況なだけに、皆の前では、あの泰然自若な態度は変わりないでしょう。愛染香の煙なしに目をハートにして女を追いかけ回す銀時なんて想像もつきませんw

でも、月詠が来てくれたことは嬉しいと思ってると思うんです。
「吉原の番犬ども云々」をフィルター貼って深読みすれば、こんな危険な所にのこのこ出てきたことを暗に責めてるとも言えます。まあ、彼自身が、見て見ぬふりをできない月詠の性分を知ってますから、しょうがねえなって感じなんだと思いますが。

愛染香篇によって、恐らく彼は月詠の想いを確信したのだと思いますが(ご参照:「アニメ「永遠の花」)、そうであるならば、自分を好いていてくれる女が死地に付き合ってくれるのは、理性としては助けてやりたい半面、気持ちとしては嬉しいのかもしれません。
しかも、愛染香篇から察するに、恐らく彼も月詠のことを好きですから、余計でしょう。

「世界なんてどうでもいい」「アンタの側で死にたい」
日輪の台詞が被せられたコマは、銀時と月詠が百華と共に切り込みに行くシーンでしたが、良いですよね、
あれ。

なんか夫婦みたいw

ああ、フィルターのせいですよね、すみません・・・・

なお、九兵衛とお妙の再会シーンが丁寧だったのに対し、銀時と月詠のそれはさらりとしています。
まあ前者は嘗て九兵衛の初登場時の「さらうシーン」の再現でもあるんですが。月詠と日輪の月と太陽と一緒ですね。
全てのキャラクターが、それぞれの持ち味・エピソードを再現させられつつ、物語はすすめられてますから。
最終章なんだなって、改めて思います。

そういや、私、お妙のピンチを助けるのは近藤か九兵衛か、新八かと予想してましたが、九兵衛でしたね。
でも、今度は蒼達に囚われましたから、次、助けてくれるのは誰なんでしょう。
でも、お登勢が出てきたから次郎長親子じゃないかなあ。
お妙と近藤さんはいつ会えるのか。

あと、銀時達を助けにくる援軍シーンで、月詠の隣の着物姿は女装九兵衛とか私言ってましたが、完全はずれで百華の一人でしたねw そらそうだろうよ、私・・・・w
とすると、下のコマの下駄が九兵衛だったのか。

次郎長、鯱、朝右衛門、あと誰が来るんだろう。
陰陽師はまだかな。結野アナがきてくれたら、考察が捗るんですが(発言二度目)

月詠の「理由をとりつくろってここまできたが、解っていた。自分が本当はなんでここに来たかくらい」の台詞の背景が銀時でしたが、本当に今回はこれでもかと読者に分かりやすいくらい、ぶっこんできてますよね。
月詠が銀時を愛していることを。

私はもう愛染香篇を経て、月詠の片思いだなんて思ってませんから(その可能性自体は否定はしません。全ては空知先生のみぞ知るです)、彼女の一方的な想いとして、可哀想だの切ないだの重いだの思っていません。

そもそも、月詠が女であることを拒否し続けてきた一方で、銀時はずーーーっと、本当に最初からずーーーーっとずっと、彼女を女扱いしてきましたから。
銀時の方が分っていたんですね。
月詠の持つ女らしさがとても魅力的だったことを


月詠自身がバカだと自嘲しても、銀時にとってはバカでも可愛かったんです。
だからこそ男は女を愛するんです。逆もまた然りですが。

月詠のアイデンティティ崩壊後も、まるっと受け止められるだけの器は銀時には(最初から)あります。
彼にとっても惚れた女であるのだから、彼女が来た理由も分かっているし、彼女が参戦することを受け入れられるし、彼女の望む通り側にいてくれるでしょう。(離れて戦うこともあるでしょうが、基本的には同じ戦場にいます)

ただ一つ月詠が分かっていないのは、銀時が大切な人たちを、月詠を死なせる積りは無いこと。
死ぬならアンタの側で死にたい → 誰も死なせねーよ、でしょう。

とはいえ、月詠の覚悟が、銀時を庇って死ぬなのどの、不幸な死亡フラグにならないことを祈るばかりです。
でも、九兵衛との約束の方が、生存エンドへの強烈なフラグになりそうな気がしなくもないです。

ここ数話は、九兵衛と月詠の二人が「自分の生き方に解答を得るエピソード」でしたが、物語は新たな展開を見せてきました。
今度はまた、銀時達万事屋に助けられた別のメンバーの活躍でしょう。ピンチはピンチなんですが、素直に楽しみです。

なお、今後月詠はちょくちょく顔出しはすれど、暫くは表立たないと思います。
銀時との絡みも、あったとしてももっと先と思われます。
月詠にとって一つの大きなテーマは消化したのですから。

あとは、銀時からの明確な返事(対応)があれば、銀月の私としては盛り上がるんですけどねw

さて、あと少し、お付き合いくださいませ。
九兵衛、お妙について、少し語らせてもらいます。

九兵衛は「(自分の)刀に銀が宿る時」と言ったように、銀時のことも一目置いています。
六股篇やプール回など、銀時のお相手候補みたいになったこともありますが、九兵衛の場合は、あくまで本命はお妙で(この修羅場においても変わらずそうですよね)、銀時は毛嫌いしている”男”であっても、特別に信頼・尊敬できる相手なのでしょう。だから、自分の大事な刀に彼の魂を継ぐ意味での「銀」が宿るとまで言うのです。
ただし、刀=武器ですので、生身の手を貸したお妙と違い、こちらは”同じ戦士”に対する友情のような感覚が強いと思います。(だから、銀時からもリスペクト的な反応があるのではないかと)

更にお妙ですが、かぶき町の”民間人”でありますが、彼女達を助けに来た”戦士”九兵衛や月詠のアイデンティティを守り、モチベーションを上げてくれるなど、精神的なサポート力を発揮してくれています。
元々、彼女は戦いにおいては基本的に後方で待っている女性でしたが、今回は(かぶき町四天王篇もそうだったけど)前線に出て頑張っています。
気丈で健気なことですが、本来は敵の兵士に簡単に捕らわれてしまう立場です。侮っているのでなくて、彼女が元々普通の民間人なのだから仕方のないことなのです。

こんなお妙の姿を見たら、近藤さん、色んな意味で胸が痛くなると思いますよ。
彼女のたおやかな手が血で汚れてしまう前に、彼女がもう戦わなくてすむように、早く助けにきてあげてほしいです。

なお、彼女は大事な弟(冒頭ではこの描写があって良かったです)と万事屋のために戦っているのですが、
月詠のように「惚れた男のため」という、明確な描写はこれまでもありませんでした。
単なる個人的見解ですが、恐らく、お妙の銀時への好意は恋愛とはちょっと違うのではないかと(かといって本命=近藤とは言えないw)。
どちらかというと身内や家族愛に近いような気がします。(銀時からの情もしかり)


最後に。

愛のために戦いに身を投じ、殉じる覚悟すらできる女性は、そうそういないと思います。
だから、それを実践できる月詠はとても強い女性だと思います。

こんなにも魅力的な娘なのだから、銀時も男として応えてやってほしいです。
正に非常時なのだから、月詠のように素直になっておけ、と言いたいです。

さあ、来週もとっても楽しみです。
わくてか。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Category : 銀魂
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